「公共トイレ管理者白書」坂本菜子著 

【ご案内文より】
 トイレは、今や集客にも影響を与える重要なサービス設備になっており、商業施設や駅、サービスエリアなどの公共的トイレを設置する地方自治体においても、住民サービスの位置づけから、最も重要な施設の1つとなっています。しかしその現状、全体像は十分集約されておらず、その情報は全く不十分な状況です。
 本書は、各地に設置されている公共トイレについて、初めて本格的な実態調査アンケートを行い、評価、分析して現状と課題及び提言をまとめたものです。緊急に実施した新潟中越地震現場の緊急レポートもポイントの1つです。自治体管理者、清掃従事者の悩み、要望等の生の声を余すところなく伝え、全国に先進事例を足で歩いたレポートとして収録し、望まれるトイレ未来論を展開した貴重な書籍です。

<目次>
●カラー口絵 
 ~世界の公共トイレ/日本の公共トイレ/新潟中越地震レポート~
第一章 ◎データ編:公共トイレは泣いている ・・・アンケート実態調査から
 ①自治体管理者のこえ     
  公共トイレはどう違う?     
  誰が公共トイレを管理している?     
  自治体管理者の困りごとTOP3とは?     
  掃除は誰が週何回?     
  毎日掃除しているのになぜ臭う?     
  トレーサビリティ(管理履歴)はどうなっているか?     
  発注仕様書の実態は?)   
 ②設計者・メンテナンスワーカーの声     
  設計者の困りごとTOP3とは?     
  設計者は何を重視しているか?     
  設計者が望むこと?     
  設計者はどこまで現場を理解しているか?     
  メンテナンスワーカーの困りごとTOP3とは?
  メンテナンスワーカーの言い分とは?
第2章 ◎レポート編:公共トイレの今日と明日
 ①注目の公共トイレ、その現場を歩く
  先進エコトイレ:世田谷区・横須賀市
  山のトイレ:富士山トイレ
  観光トイレ:伊東市
  もてなしトイレ:福島県安達町
  ハイメンテナンストイレ:川崎市・さいたま市
  川のトイレ:松戸市/ボランティアトイレ:八潮市
  バリアフリートイレ:町田市   
 ②公共トイレはどこへ行く     
  どうなる?災害時の公共トイレ:新潟中越地震・阪神大震災事例
  適正配置と有料化への取組み:千代田区・京都市
第3章◎資料編:データから見えてくる公共トイレの実態
 ①公共トイレ年表    
 ②管理者アンケート/詳細データ    
 ③設計者アンケート/詳細データ    
 ④メンテナンスワーカーアンケート/詳細データ 
第4章◎企業/製品情報編