1992年に発足して以来、トイレの維持管理に関する様々な研究や取り組みをしてきました。
◆1. 定例研究会の開催
私たちは年に4~5回、都内近郊で、「定例研究会」を開催しています(なお、2019年5月以降は新型コロナウィルスの感染期だったため、オンラインで実施しております)。これは講師を招き、トイレメンテナンスの研究に必要な講話を聞いた後に、議論をしたり、実際に現場視察をしたり…という具合です。テーマは多岐に渡り、開催回数は、31年間で195回にも及び、講師も200名以上の方をお招きしてきました。講師と言っても、特別な研究者というわけではなく、会員企業の事業内容を伺ったり、トイレの現場に行って清掃員の率直な意見を聞いたり…という具合です。
開催は、平日の午後の3時間程度で行うことが多く(遠征する場合には1日がかりになることもあります)、参加者は遠方から来る方も含め、毎回20~30名程度です。参加費は2000~3000円です。普段見ることのできない工場の内部を見たり、製品開発者から直接話しを聞けるなど、普通ではできない体験ができることが魅力です。議論では他業種の方に率直な意見を聞くなど、人前ではなかなか話ができないトイレの話も、堂々とできます。これらの貴重な意見交換を重ねることを通じて、日本のトイレの美化が進んだと言っても過言ではありません。
■過去の活動
https://www.toiletmaintenance.org/%e9%81%8e%e5%8e%bb%e3%81%ae%e3%80%8c%e5%a0%b1%e5%91%8a%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%e3%80%8d/
◆2. 報告書の作成と販売
メンテナンス研究会では、日頃目にする機会の少ないトイレの維持管理に対し、関係者で意見をもちよって問題抽出や課題解決のための書籍等をまとめてまいりました。
その一部は現在でもお求めいただけます(購入希望者はこちらをご覧ください)
〖書籍専用サイト〗https://www.toiletmaintenance.org/13-2/
◆3. 啓発活動等
メンテナンス研究会では、トイレの維持管理の重要性を訴えりる展示や講演・講習会・感謝状贈呈・海外支援などを行ってまいりました。今後も可能な限り、行っていく所存です。
◆4、研究・記念事業
メンテナンス研究会の節目に、研究活動や記念事業を行っています。
詳細は各ページ(リンク先)をご覧ください。
〖30周年記念事業(2022年~2024年)〗
1、第38回全国トイレシンポジウムにおける主体的企画
2、記念サイト「人とものと水の関わり」の公開
3、研究「公共トイレにおける清掃員の性別意識調査」(今後公開)