アジアのトイレ
中国の発展はトイレの有料化にも
ここ数年で目覚ましい発展を遂げてきた中国の上海と蘇州を訪れました。10年程前は人民服一色だった人々も、今は色彩もデザインも流行を追ったお洒落ないでたちです。超高層ビルやホテルが完成し、今もなおビルの建設が真っ盛りの上海のトイレ事情をお伝えします。
お国柄で違うトイレ意識
建築ブームの街中を通って、上海郊外の観光地「龍華寺」を訪れたときのこと、鮮やかな黄色の建造物に目をうばわれました。本堂も塔も修行堂も黄色づくしとなれば、境内の一角に建てられ2棟のも、やはり黄色の建物で周囲の景観を考えています。光と風を取り入れるブロック窓は、ひとつひとつが違う美しいデザインで、印象的です。
トイレの中は、昔ながらの中国式で、扉はなく隣のブースとの間仕切りがあるだけです。中国の女性は、私達が入っていっても、さして気に止めず、悠々と用を足して去っていきます。日本なら扉があっても、さらに周囲の人に自分の音を聞かれないようにと、水を流しながら用を足すという念の入れようです。中国の女性の大らかさを見ていると、圧倒されるのと同時に、なんだか日本人がばかばかしい努力をしているような気にさえなりました。
トイレの中は、昔ながらの中国式で、扉はなく隣のブースとの間仕切りがあるだけです。中国の女性は、私達が入っていっても、さして気に止めず、悠々と用を足して去っていきます。日本なら扉があっても、さらに周囲の人に自分の音を聞かれないようにと、水を流しながら用を足すという念の入れようです。中国の女性の大らかさを見ていると、圧倒されるのと同時に、なんだか日本人がばかばかしい努力をしているような気にさえなりました。
上海郊外にある龍華寺は、観光コースのひとつ。地元の人には信仰の寺院で、連日大勢の人が訪れる。龍華寺の境内の一角にある2棟のトイレ。
“中国のトイレ”は汚いは過去の話
通りをはさんで新しく建てられた公衆トイレも、向いの龍華寺と同じく、黄色の外壁で、屋根の造りも寺院風です。こちらは有料トイレで、専属の管理人が男女トイレの間にある小部屋に座り、人2角の料金を徴収します。男性トイレの小便器の配置も使い勝手も良さそうで個性的です。大きな格子窓からは光も風も入り込み、臭気対策も十分考慮されているようです。女性トイレのブースには扉が付いていて安心して使えました。
建築ラッシュの街中には、このような有料公衆トイレがあちこちに建てられています。これらの有料トイレは市民にも好評のようです。上海では日本の行政がなかなか踏み切ることのできない“トイレの有料化”をこの数年間で“あっ”という間に普及させてしまったようです。日本で中国のトイレをいうと「扉も間仕切りもないトイレ」という印象だけが強いようですが、それはもう過去のものになりつつあることを感じました。
建築ラッシュの街中には、このような有料公衆トイレがあちこちに建てられています。これらの有料トイレは市民にも好評のようです。上海では日本の行政がなかなか踏み切ることのできない“トイレの有料化”をこの数年間で“あっ”という間に普及させてしまったようです。日本で中国のトイレをいうと「扉も間仕切りもないトイレ」という印象だけが強いようですが、それはもう過去のものになりつつあることを感じました。
有料公衆トイレの男性トイレ内部。中国独特の格子窓から光と風を取り入れ、明るく、臭いもない。メンテナンスも行き届いていて気持ちが良い。
関連記事









